On a Wire
コロナ禍で奇しくもゆっくりできる状況なので、
あまり試聴しなかったThe Get Up Kidsの「On a Wire」をじっくり聴いてみた。
当時はそんなに好きじゃなかったけど、今聴くと悪くないかな。
Promise Ringみたいに、アルバムごとに微妙にスタイルを変えてしまうんだよな彼らは。一つ前のアルバム「Something to Write Home About」は、 手放しで称賛されるEMO名盤だけに、なんだかあまり本作は人気がないと思われる。
もともとキーボードを含むバンドにしては、キラキラ系というよりは、少し土着色があるような音楽が特徴だと思うんですよ。より本作ではカントリー色というか、そっちの方面でギターポップとも言えるけど、それでいて円熟味のあるアルバムともいえる。
「2.Stay Gone」とか「10.Campfire Kansas」はもちろんいいけど、「4.Fall From Grace」とか「7.All That I Know」もスルメ的になかなかいいなとも思う。